【BKK往復12万円】マレーシア航空 MH89便 成田→クアラルンプール ビジネスクラス 搭乗記
成田からバンコクまで行くルートはたくさんあり、特に乗り継ぎ便で行く方も多いと思います。当然直行便の方が最速でかつ楽ですが、搭乗クラスがビジネスクラス以上となると話は別です。今回は乗り継ぎ便として、マレーシア航空のビジネスクラスを選択しました。本記事では、成田→クアラルンプール 区間をまとめていきます。
マレーシア航空はJALも所属するoneworldに加盟しているので、JALのマイルを貯めることができます。特に今回はビジネスクラス利用なので、区間マイルの125%がフライトマイルとして貯まります。
マレーシア航空は、成田空港の場合第2ターミナルでの発着になります。なのでチェックイン手続きも第2ターミナルになります。
ビジネスクラスの乗客は通常の保安検査レーンとは別に用意されている、Fast Trackを利用することができます。また、oneworldの上級会員も利用することができるようです。通常のレーンは長蛇の列でしたが、こちらは一瞬で通過することができました。非常にありがたいです。
保安検査と出国審査を通過後は、oneworld各航空会社が提供しているラウンジに入ることができます。具体的には、
②キャセイパシフィック航空(ビジネスクラスラウンジ)
③アメリカン航空(アドミラルズクラブ)
④カンタス航空(ビジネスラウンジ)
が利用可能です。今回私は①、③、④を利用しました。
①サクララウンジ本館
サテライト側が閉館していたため、本館しか使うことができませんでした。ですが十分です。ファーストクラスラウンジは上階に、ビジネスクラスの乗客が使えるサクララウンジは下階にありました。
ラウンジが使える対象者です。
私が利用した時期はちょうど新型コロナウイルスが国内で猛威を奮っている時期。タイミングが悪かったです。サクララウンジ名物のカレー含め、大部分の食事は提供中止になっていました。
各種飲み物と、軽食のみの提供でした。コンビニで売ってそうなおにぎりと、菓子パンくらいしかありませんでした。軽食を適当に取り、眺めの良い席に座りしばらく飛行機観察していました。
サクララウンジ館内はこんな感じ。利用するのは初めてなのでわかりませんが、通常期では考えられない程の空き具合ではないでしょうか。これはこれで静かで居心地が良かったです
②アドミラルズクラブ
サクララウンジを出て次に向かったのはアメリカン航空のラウンジ、アドミラルズラウンジです。こちらは2020年3月をもって閉館するとのこと。ちょうど私が利用したのも2020年3月。滑り込みセーフでした。
サクララウンジとは違い、すべての食事が提供されていました。特にサービス制限はしていないようです。朝ご飯をここでしっかりとりましたが、白いご飯の味は正直言って美味しくなかったです。
アメリカン航空のラウンジではありますが、内装は日本っぽく落ち着いていてとても良い雰囲気でした。
③カンタスビジネスラウンジ
さて、最後に向かったのはカンタス航空のラウンジです。
あまり時間もなかったため、15分ほど休憩してすぐ外に出ました。私以外に欧米の方が2、3人しかいない程の空き具合でした。
搭乗開始です。ビジネスクラスの乗客は優先搭乗でエコノミークラスの乗客よりも早く飛行機に乗れます。
座席はフルフラットになります。
座席の着くとすぐにウェルカムドリンクが配られました。色々選択肢はありましたが、アップルジュースがあまりにも好きすぎるので何も聞かずにアップルジュースを頼みました。
座席横には、マットレスと掛け布団、枕が置いてありました。
さらにスリッパと、
おしぼりと、
機内食のメニュー表が配られました
メニュー表の中身です。
離陸してすぐ、ドリンクとスナック菓子が提供されました。ドリンクはもちろんアップルジュースです。
スナック菓子の中身はこんな感じ、よくわかりません。
さらに時間が経つと、サテーが提供されました。
そして前菜、
メイン、
食後にはハーゲンダッツのアイスクリームが提供されました。
前菜の時点で既にボリュームがあり、メインになる頃にはもう満腹に近い状態でしたが、非常においしかったです。
いつのタイミングで配られたかは忘れましたが、ボトルごと水を貰いました。
シート周りはこのような感じ。
足はいくらでも伸ばせます。
ヘッドホンは遮音性が高い物でした。
機内エンターテイメントは日本語非対応でしたが、映画は日本語吹替のものが数多くあり全く退屈しませんでした。私は今回シャーロック・ホームズを見ました。
座席周りを見てみましょう。
まずは左側
こちらはスマホホルダー、
そしてその後方にメガネなどの長細い小物を入れるスペース、
スマホホルダーの下には電動リクライニング機構の詳しい操作パネル、
別のところには大雑把な操作パネルがあり、(電源設備は白いケーブルの先についています。写真を撮り忘れました。USBポートと電源ポート、どちらもあります)
機内エンターテイメント用のリモコンもあります。
ここは引っ張るようにして開けることができ、
大きめの収納スペース、そして扉の裏部分には鏡が付いています。
次に右側を見てみましょう。
下には標準サイズのリュックが入りそうな収納スペース、
上には物を置ける台があります。いつも使っているリュックは若干大きく下には入らなかったため、ここに置いておきました。置いてあるiPadをみると、この物置きスペースが大きいことがわかります。
さて、映画を見終わったあと、1時間ほど座席をフルフラットにして仮眠をとりました。気がつくとクアラルンプール まであと少しのところまで来ていました。
着陸体勢に入る前に、「何か食べたいものはありますか?」とCAさんに聞かれました。フライト中いつでも頼めるメニューがあったそうですが、私は映画見たかった、寝たかったので特に注文はしませんでした。
さらに、おしぼりとクアラルンプール 国際空港で使える「プレミアレーン」のチケットを貰いました。これをもっていると入国審査の長い列に並ぶことなく、優先的に入国審査を済ませることができます。マレーシアに入国するわけではありませんが、せっかくなので貰いました。
よく考えたら、国際線で羽よりも前に座るのは初めてだったかもしれません。
最後にこちら。Wi-Fiの詳細です。使ってないので回線の速さ等はわかりません。
さて、7時間半を経てクアラルンプール 国際空港、通称KLIAに到着しました。
最後に7時間30分座った席をもう一度撮って、飛行機を出ました。飛行機を降りる時も、エコノミークラス の乗客よりも優先的に降ろしてもらえます。
初めて国際線のビジネスクラスを利用しましたが、ビジネスクラスの主たる価値はやはり横になって寝られることだと、実際に利用してみて思いました。今回は昼便なので別に寝なくてもなんとかなりますが、これが深夜便となると全然違ってきます。ちょうど帰りは深夜便なので、ビジネスクラスの真価をここで確かめてみたいと思います。
【information】
搭乗日:2020年3月4日(水)
航空会社:マレーシア航空
便名:MH89便
機材:A350-900
クラス:ビジネスクラス
所要時間:7時間30分
値段:11万9300円(成田⇔バンコク往復運賃/マレーシア航空公式サイトにて手配)