ひこう記録

タイトルの通り.

【UKUS一人旅】(2) ANA2176便 大阪→成田 国際線機材ファーストクラス 搭乗記

大阪からロンドンへ向かう日となりました。

今回ANAの国内線の特別なフライトに乗ることができましたのでその時の様子をお届けします。

説明するととても長くなるので、長文読解をしたくない方は写真が出てくるまで下にスクロールして頂ければと思います。

 

基本的に、国内線と国際線では使われている機材が違います。ANAの場合、国内線は最大(※1)2クラス設定(プレミアムクラス、普通席)、国際線は最大(※2)4クラス設定(ファーストクラス、ビジネスクラス、プレミアムエコノミー、エコノミー)となっていて、座席がそもそも違います。なので、通常国内線でファーストクラスの座席に乗ることはできませんが、ごく一部の路線は国際線機材を国内線として運航しているため、その路線を利用すれば国際線ファーストクラスの座席を利用することができます。その中の一つが今回私が利用した成田⇔大阪(伊丹)線です。

※1)超短距離国内線だとプレミアムクラスの設定なし

※2)国際線でも機材によってはファーストクラス、プレミアムエコノミーの設定がないものもあります。

成田⇔大阪路線のうち、NH2176便、NH2179便は国内線のプレミアムクラスがファーストクラスの座席に、普通席がビジネスクラス、プレミアムエコノミー、エコノミーの座席に割り当てられます。つまり、普通席の予約でもビジネスクラスの座席が指定できることになっていますが、完全に早い者勝ちのため、取るのは非常に困難です。プレミアムクラスを予約した場合は早いか遅いか関係なく、空席さえあればファーストクラスの座席に乗ることができます。通常、国際線ファーストクラスに乗るには片道最低でも100万円以上はするので、その座席に2万円弱で乗れるにはかなりお得感があると思います。

 

前置きが長くなりましたが、実際にどんなものか見ていきましょう(当然ですが、今回のこの搭乗記はシートのみ国際線ファーストクラスですが、サービスは全て国内線プレミアムクラスのものとなっています)。

大阪空港までは新大阪駅6:10発の空港バス(Suicaで500円)にてきました。所要時間は約20分でとても近いです。

 

今回搭乗するのは7:50発の成田行きです。ユナイテッド航空とのコードシェア便のようです。

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預け入れ手荷物については以下の通りです。(画像:ANA公式サイトより)

f:id:y_sea_3310387:20190303191757j:image今回私は合計の荷物が20kgを超えていたので、結果的にはプレミアムクラスでよかった気がします。

 

機内に持ち込むことのできる手荷物は以下のように定められています。(画像:ANA公式サイトより)


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国内線プレミアムクラス利用者は、優先チェックインカウンターが使えます。(写真撮り忘れました)

荷物に「PRIORITY」付きのタグがつけられました。成田で優先的に荷物が返ってきます。

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ANAラウンジに入ることもできます。窓際席は、離陸寸前の飛行機がよく見えるとてもいい席でした。


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いよいよ搭乗です。機材は狙っていた通り、B777-300ERでした。北米、ヨーロッパ路線によく使われる国際線機材です。現在唯一ファーストクラスの設定がある機材でもあります。(ANAA380を2019年5月から就航させますが、この機材にもファーストクラスの設定があります。2019年3月現在では、B777-300ERのみ設定されています)

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優先搭乗は、

ANAダイヤモンドメンバー→ANAプラチナメンバー、SFCスターアライアンスゴールドメンバー、プレミアムクラス利用者→普通席座席後方→普通席座席前方

の順でした。今回私は2グループ目です。

 

こちらが、ANA国際線ファーストクラスの座席です。流石に広い!


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座席は1A、ある意味ファーストです。
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ブランケット、スリッパ、機内コンテンツ用のヘッドホンがあらかじめ座席に置いてありました。


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搭乗してすぐにCAさんから挨拶され、キャンディを頂きました。

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座席にあったスリッパに早速履き替えました。足を完全に伸ばしても向こうまで届きません。
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離陸してすぐに朝食が提供されました。


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次に、座席設備について見ていきましょう。

座席は国際線ファーストクラスそのもの。多機能すぎます。


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座席脇にはジャケットなどの上着をしまうスペースがありました(ハンガー付き)。

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シートは背もたれやフットレストの角度等、かなり事細かく設定することができます。


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座席右手にメガネケース、左手には機内コンテンツ用イヤホンジャック、読書灯、小さい鏡、世界対応のコンセントがついてました。


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読書灯の脇にはリモコン、さらに下のスライドをあげるとUSBポートと明かりの調節(?)のスイッチがありました。


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一通り撮影したところで、CAさんが話しかけてきてくださいました。「今日は成田から先どちらか海外へ行かれるのですか?」「今日はこの機材だとご存知だったのですか?」等、色々私の話相手をしてくださり、1時間の短いフライトでしたが、とても密度の高い1時間だったように思います。

 

そして気がつけば成田空港に着陸していました。あっという間でした。

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ちなみにですが、今回は最初からプレミアムクラスを予約していたわけではなく、最初は普通席で航空券を手配していました。しかし搭乗前日、プレミアムクラスに空席があることが判明したため、直前にプラス10000円を支払ってアップグレードしました。

また、今回は1Aという座席で、最前列座席を利用しましたが、エンジン音がとても静かに聞こえました。以前、キャセイパシフィック航空B777-300ERで一番後ろの座席を利用した時は結構うるさく感じましたが、座席の場所の違いでここまでエンジン音の聞こえ方が違うとは予想外でした。

 

以上、ANAの国際線機材による国内線プレミアムクラス搭乗記でした。いつかは長距離国際線の正真正銘のファーストクラスに乗ってみたいものですね。

 

【information】

搭乗日:2019年2月26日(火)

航空会社:ANA(全日本空輸)

便名:NH2176

機材:B777-300ER

クラス:プレミアムクラス

区間:大阪国際空港(伊丹)→成田国際空港(出発:7時50分、到着:8時50分)

所要時間:1時間00分

値段:計19800円(9800円(スーパーバリュー75K)+10000円(直前アップグレード))