【UKUS一人旅】(8) ブリティッシュ・エアウェイズ BA1455便 エディンバラ→ロンドン/LHR ユーロトラベラー 搭乗記
ロンドンに戻る日になりました。行きと同じように、ブリティッシュ・エアウェイズを利用してロンドン・ヒースロー空港まで向かいます。
エディンバラ国際空港はとてもコンパクトなつくりをした空港で、空港内の雰囲気は大阪の伊丹空港に似てる気がします。よくある地方空港という感じです。
出発ロビーは、左側に写っている屋根付き通路を真っ直ぐ進んだところにあります。
エディンバラ発着路線はLCC利用者が非常に多く、イージージェットやライアンエアーのチェックインカウンターは長蛇の列ができていましたが、非LCCのブリティッシュ・エアウェイズはほとんど並んでいませんでした。
ものの数分でチェックインは終わりました。
エディンバラ空港は、空港の大きさの割にラウンジの充実度はそれなりにあります。プライオリティーパスで入れるラウンジが二つあり、出発までかなり余裕があったのでどちらも利用してみました。
まずはこちら、No.1ラウンジです。
滑走路が見える大きな窓があります。
入ってすぐ、メニュー表を頂きました。基本的にはビュッフェ形式ですが、一部の食事はオーダー制のようです。
落ち着いた雰囲気です。
パン、スープ、ソフトドリンク、アルコール類が一通りありました。ものすごく充実しているわけではありませんが、十分満足できると思います。
2時間半ほどここでゆっくりしていました。
そして二つ目のラウンジがこちら、ヒースロー空港T5にもあったAspireラウンジです。エディンバラにもありました。
あまり写真を取っていないので詳しくご覧に入れることができませんが、食事の充実度はNo.1ラウンジより良かったです(良かった気がします)。
No.1ラウンジでそれなりの量に食事を食べてきたので、ここではコーヒー一杯だけにしておきました。
ちなみにヒースロー空港でもそうでしたが、基本的にヨーロッパでは搭乗ゲートが直前1時間前くらいにならないとわかりません。ここエディンバラ空港もそうでした。今回利用した二つのラウンジにはどちらもラウンジ内にフライト情報があったので確認することができました。
さてそろそろ搭乗しようと思って搭乗ゲートまで来てみたら、また遅延でした。これから乗るはずの飛行機は、まだエディンバラに到着すらしていませんでした。
ゲートで並ぶこと1時間、ようやく搭乗が始まりました。本日の機材は、A321neoです。最初はA320のはずでしたが、また機材変更になったようです。
今回は、前方座席の乗客はボーディングブリッジで機内へ、後方座席の乗客は一度滑走路に出でから機内に階段で登るという形式でした。おそらく機内混雑を避けるためでしょう。
私は一番後ろの座席を指定していたので、一度滑走路に出ました。
座席幅はこんな感じ、行きと全く変わりません。
しかしテーブルは違いました。行きのA321と比べると、今回のA321neoは一回り小さいです。飛行時間が短いので使う機会は特にありませんでしたが、もし使うのであればA321の方がいい気がします。
ちなみに、今回私は一番後ろの窓際席を指定しましたが、なんと窓はなく、壁しかありませんでした。前の座席の間から前に窓を見ることはできますが、少ししか見えません。予想外でした。
約1時間半でロンドン・ヒースロー空港に到着。上級会員じゃないのになぜか荷物タグにPRIORITYのマークがありました。何が優先されたのかよくわかりません。
以上、往復ブリティッシュ・エアウェイズ国内線を使ってみた記録でした。今回は往復共に遅延、そして機材変更をくらいました。機材変更については変更前のA320も変更後のA321も大して変わらないと思うので別にいいですが、遅延はなんとかして欲しいですね。
【information】
搭乗日:2019年3月15日(金)
航空会社:ブリティッシュ・エアウェイズ
便名:BA1455
機材:A321neo
クラス:ユーロトラベラー
区間:エディンバラ国際空港→ロンドン・ヒースロー空港(出発:17:30、到着:19:00)
所要時間:1時間30分
値段:19350円(BA公式サイトにて手配)
【UKUS一人旅】(7) ブリティッシュ・エアウェイズ BA1440便 ロンドン/LHR→エディンバラ ユーロトラベラー搭乗記
早朝にAA便でニューヨークから到着。すぐに荷物をピックアップしてターミナル5へ移動です。
ブリティッシュ・エアウェイズは、国内線もターミナル5の発着になっています。これから乗る便は、イギリス国内線です。
ニューヨークに行った時と同じように保安検査を通過します。イギリスには出国審査がないため、国際線も国内線も一緒くたになっています。また、今回もニューヨーク便利用の時と同じく、プライオリティーパスで入れるAspireラウンジを利用することができました。
これから乗るBA1440便はどうやら遅延のようです。
本日の機材です。当初の予定ではA320による運航でしたが、機材変更でA321になりました。A320よりも一回り大きい機材です。
LCCと比べるとかなり広い気がします。ついさっき乗ったアメリカン航空国際線と同じくらいだと思います。
エンターテイメントは一切ありませんが、1時間ちょっとのフライトなので無くても問題はないと思います。
いよいよエディンバラへ出発です。
離陸後はずっと雲に取り囲まれながら飛行していました。本日のロンドンは天気が悪く、大きな揺れが断続的に続きました。
エディンバラが近くなるにつれて、天気は回復していきました。
1時間15分ほどで到着です。
機内サービスですが、一応あるみたいで、希望者のみ飲み物のサービスが提供されるというスタイルでした。JALやANAの国内線と似たような感じです。今回は飛行中半分以上爆睡していたため飲み物はもらえませんでした。
【information】
搭乗日:2019年3月12日(火)
航空会社:ブリティッシュ・エアウェイズ
便名:BA1440
機材:A321-200
クラス:ユーロトラベラー
区間:ロンドン・ヒースロー空港→エディンバラ国際空港(出発:11時40分、到着:13時00分)
所要時間:1時間20分
値段:19350円(BA公式サイトにて手配)
【UKUS一人旅】(6) アメリカン航空 AA100便 ニューヨーク/JFK→ロンドン/LHR エコノミークラス 搭乗記
当初の予定では、ブリティッシュ・エアウェイズでロンドンに戻る予定でしたが、前日になって急に欠航になってしまいました。
提案された振替え便では次の日のエジンバラ行きに間に合いません。
そこでエジンバラ行きのフライトに間に合う振替え便をお願いしたところ、アメリカン航空の深夜便に振替えすることになりました。
図らずも初の航空会社に搭乗することになりました。往路のBA便と色々比較対照しながらロンドンまで向かいたいと思います。
アメリカン航空は、ブリティッシュ・エアウェイズや日本航空と同じ、「One World」加盟の航空会社です。なので今回も日本航空のマイルを貯めることができます。
ニューヨーク・ジョン・F・ケネディ国際空港では、アメリカン航空は第8ターミナルからの発着となります。保安検査通過前のエリアには売店等は少なく、保安検査通過後のエリアの方がフードコートやお土産屋さんがあったりと何かと充実しています。
また、保安検査通過後のエリアにはプライオリティーパスを持っていると28ドルの割引が受けられるレストランもあります。(チップを払う必要があるため、28ドル以下なら完全に無料かと言うと、そういうわけではありません。)
本日搭乗する機材は、B777-300ERのようです。
座席には、ブランケットと枕が同じ袋に詰められているものが置いてありました。
座席幅は拳一つ半ほどの広さ。往路のBA便よりは狭い気がしました。
テーブルは標準的な二つ折り形式。
機内エンターテイメントのスペックは往路のBA便とほとんど一緒で、スマホくらいの操作性がありました。また、今回のアメリカン航空は便に関しては、それに加えてリモコンも付いていました。電源設備は、コンセントタイプとUSBタイプ(わかりづらいですが、ディスプレイの下部にちゃんとあります)どちらもありました。(BA便はUSBのみ)
そして、これはBA便とは大きく異なる点で、欧米間路線であるにもかかわらず日本語対応していました。映画の本数はBAよりはるかに多く、ほぼ全てが日本語対応しています。離陸後早速リメンバー・ミーを見ました。
また、飲み物の注文をディスプレイ上でできるのも大きなプラスポイントです。このようなシステムを搭載している航空会社は初めて見ました。
機内の照明は、時間によって変わります。
(←ボーディング中/離着陸時→)
(←消灯時/朝食時→)
離陸して約1時間弱で早速機内食が配られました。チキンかパスタのセレクトで、これはBA便と同じでしたが、味はBA便よりも美味しかったです(エティハド航空はもっと美味しい)。また、このタイミングで飲み物サービスがあり、安定のアップルジュースを頼みました。
食後には、コーヒーもしくは紅茶が提供され、今回はコーヒーを頼みました。
この食事が終わったタイミングで完全消灯。2時間ほど寝られました。
そして到着の約1時間前に朝食が配られました。長距離線ではないため、本格的な機内食ではなく、軽食という位置付けの朝食です。コーヒーもついてきました。
朝食が終わると外が明るくなってきており、機内も点灯しました。
アメリカン航空の機内Wi-Fiは、大体往路のBA便と同じくらいの値段設定、形式でした。
イギリス入国の際に必要なイミグレーションカードは到着の直前に配布されました。かなり到着ギリギリの段階で配布されたので、これに関してはBA便の方が上です(BA便は離陸前に配っていました)。
以上、アメリカン航空の搭乗記でした。総合的に判断するとサービスやエンターテイメントはブリティッシュ・エアウェイズよりも格上だと感じましたが、座席幅とイミグレーションカードを配るタイミングはブリティッシュ・エアウェイズの方が良かったと思います。
また、今回のアメリカン航空便の使用機材はB777-300ER、一方で往路のブリティッシュ・エアウェイズはB747-400で機材の新しさに明らかな差があるので仕方はありませんが、アメリカン航空の方が圧倒的に快適です。離着陸の際、耳があまり痛くなりませんでした。
アメリカン航空は成田、羽田にも就航しているので、是非使ってみてください。
【information】
搭乗日:2019年3月11日(月)
航空会社:アメリカン航空
便名:AA100便
機材:B777-300ER
クラス:メインキャビン(エコノミークラス)
区間:ニューヨーク・ジョン・F・ケネディ国際空港→ロンドン・ヒースロー空港(出発:18時40分、到着:6時30分)
所要時間:5時間50分
値段:64110円(BA公式サイト:欠航になったBA178便の振替え便として搭乗)
【UKUS一人旅】(5) ブリティッシュ・エアウェイズ BA175便 ロンドン/LHR→ニューヨーク/JFK ワールドトラベラークラス搭乗記
都合7日間のロンドン滞在を終えて、ニューヨークへ移動する日となりました。今回はその移動にブリティッシュ・エアウェイズを利用したのでその時の様子をお届けします。
ブリティッシュ・エアウェイズは日本航空と同じ系列、「One World」に加盟していますので、日本航空のマイルを貯めることができます。
ニューヨーク便はロンドン・ヒースロー空港の第5ターミナルからの発着になります。成田、羽田便の発着もこのターミナルです。
事前にオンラインチェックインをしていたので、bag dropの列に並びます。成田空港とは違い、タグを貼るところから実際に預ける手続きまで、全て自分でやる形式でした。
液体物の機内持ち込みに欠かせない透明袋が、保安検査通過前のところに置いてありました。成田空港では売店で買わないといけないので、これはとてもありがたいサービスです。
ヒースロー空港ターミナル5の、プライオリティーパスが唯一使えるラウンジが「Aspire Lounge」です。
食事は充実しており、人もまばらでとても快適なラウンジでした。
1時間ほどラウンジで休憩した後、搭乗ゲートに向かいました。本日ニューヨークまで連れてくれる機体は、ジャンボジェットの愛称で有名な、退役が進んでしまい今では希少価値の高いボーイング747です。
座席に着きました。シートピッチは予想以上に広く、拳二つ半くらいは入りそうです。エティハド航空よりも広いような気がしました。
枕とブランケットがあらかじめ置いてありました。
出発前にアメリカの税関申告書が配られました。日本発のアメリカ路線だと日本語で書いてありますが、今回はそうではないので当然オールイングリッシュです。
機内エンターテイメントは最新型で、全タッチパネル式で操作性はスマホと同じくらい良好でした。日本発着のブリティッシュ・エアウェイズだど日本語対応していますが、今回はそうではないので非対応です。ずっとフライト情報を映すことにしました。
ロンドンとニューヨークは距離的にそこまで遠くなく、所要時間は東京シンガポール間と同じくらいです。
そんなわけでニューヨークへ行ってきます。
離陸してすぐ、プリッツェルと飲み物のサービスがありました。懲りずにアップルジュースを頼みました。コーラの場合はなぜか缶ごと、しかも2缶貰えます。
そして離陸後1時間後には機内食が提供されました。チキンとパスタの選択制で、私はパスタを注文しました。これが驚くほど美味しくありませんでした。パスタは油量が多く、写真右下にあるサラダのようなものは日本人的にはかなり癖のある味、左上のマンゴープリンは少し酸味が強かったです。
少なくともエティハド航空よりは美味しくないです。(エティハド航空のレベルが高すぎるのかもしれません)
食後はコーヒー、紅茶のどちらかです。イギリスらしく紅茶にしました。これは美味しかったです。
着陸2時間前にはキュウリのサンドイッチとレーズンが入ったクッキーみたいなものが配られました。
さらに、アイスも配られました。アメリカではよく見かける「マグナム」というアイスです。パルムアメリカ版と言ったところでしょうか。
ちなみに、フライト中はいつでもギャレーに行けばCAさんから飲み物を貰うことができます。途中喉が渇いて2、3回水を貰いに行きました。
この機体では機内Wi-Fiが搭載されていました。値段設定はエティハド航空や、以前利用したデルタ航空より良心的です。
フライト情報のみ、無料で見ることができました。
客層について。
機内は終始非常に騒がしいです。恐らく多くがアメリカの方で、ギャレーに集まっていたり、一つの席に集まって大声で話しをするなど、あまり日系の航空会社では見られないような光景が多く見られました。実際、日本人なら個人個人で静かに過ごす方が多いですが、欧米の方はみんなでワイワイ過ごす方が多いような、そんな感じがします。なので客層の良し悪しではなく、文化の違いなのかもしれません。
また、CAさんは常に笑顔かつフレンドリーで、サービス提供の際乗客と楽しそうに会話するような場面が見受けられ、とても良い印象を受けました。
また、今回搭乗したボーイング747は古い機材であるためか、あらゆる機材の中でも特に耳が痛くなりやすいです。
以上、ブリティッシュ・エアウェイズによる欧米間路線の様子でした。恐らく日本人はあまり利用しない路線かもしれませんが参考になれば幸いです。
【information】
搭乗日:2019年3月7日(木)
航空会社:ブリティッシュ・エアウェイズ
便名:BA175便
機材:B747-400
クラス:ワールドトラベラー
区間:ロンドン・ヒースロー空港→ニューヨーク・ジョン・F・ケネディ国際空港(出発:9時50分、到着:12時30分)
所要時間:6時間45分
値段:64110円(ブリティッシュ・エアウェイズ公式サイトにて手配)
【UKUS一人旅】(4) エティハド航空 EY11便 アブダビ→ロンドン エコノミークラス 搭乗記
EY871便にて成田からアブダビに到着。
次のフライトの搭乗開始まで、1時間もありません。かなり忙しい乗り継ぎです。
成田から到着したエティハド航空は、ターミナル3に到着します。ロンドン便も同じターミナル3からの出発になるので、移動は少なくてすみます。
乗り継ぎに流れとしては、
飛行機を降りる→荷物検査(靴まで脱がされた)→次のゲートへ
という流れで、人もそこまで多くはなかったので、割とスムーズに乗り継ぐことができました。1時間なくても特に問題なく乗り継ぐことができます。
搭乗開始まであと30分くらいしかありませんでしたが、ここでまたPriority Pass で入れるラウンジを利用しました。食事は食べず、シャワーのみ利用しました。長距離移動後のシャワーは気持ちがいいです。少しダイニングエリアをチラ見しましたが、食事もかなり豪華でした。
アブダビ国際空港でPriority Passが使えるラウンジはターミナル1にあるため、ターミナル3からだと少し歩きます。時間に余裕をもっていった方がよさそうです。
さて、いよいよロンドンへ出発です。ここからさらに8時間もかかるそうです。
座席は74K、ブロックの窓際一番後ろです。機材は超大型機、総二階建てのA380-800です。初めての搭乗です(飛行機の写真は降機後撮影)。
客層はほとんどがアラブ系の方で、数えるほどですが日本人の姿も見受けられました。そんなわけでロンドンまで行ってきます。
機内エンターテイメント、座席の間隔、座席設備、ブランケット、枕など、飛行機の機材の種類以外は成田→アブダビと全く同じでした。ここでは成田→アブダビ路線と違う点を、以下に記しておきます。
離陸後約40分後、夜食としてコーヒーとお菓子、サンドイッチ的な何かが配られました。せっかくなので食べてみましたが、美味しかったです。
ボトルごと水も配られました。
食べ終わったところで爆睡。起きてるのは無理でした。
ここで、少し追加で水が欲しかったのでCA呼び出しボタンを押しましたが、結局最後まで来ませんでした。相当数の乗客がいることを考えれば仕方のないことかもしれませんが、これはマイナスポイントですね。
到着の約2時間40分前、目が覚めるとちょうど朝ごはんの時間になっていました。
完食しました。
少しずつ、外が明るくなってきます。
着陸の1時間前にはイギリスの入国カードが配られました。
無事、ロンドンに到着しました。大阪からここまで、想像以上に長かったし遠かったです。
最後に、イギリス入国について。
様々なブログを見てみましたが、大体どのブログでも入国審査はとにかく時間がかかるし厳しいと書いてありました。なので非常にビビりつつ入国審査のところへ行ってみましたが、実際並んだ時間は20〜30分程。審査もそこまで厳しくはなく、「イギリスの次はどこ行くの?」「イギリスに友達いるの?」しか聞かれませんでした。
以上、エティハド航空による成田→ロンドンの搭乗記でした。エティハド航空自体はとても良いサービス、美味しい機内食、そしてアブダビ国際空港の豪華なラウンジ等、とても快適にロンドンまで来ることができました。しかし、一方でかかる時間がめちゃくちゃに長い。12時間+8時間はかなり体にこたえます。特にアブダビ→ロンドンはもう体力切れ、起きることは不可能でした。しかし逆に言えば、寝てしまえば楽かもしれません。利点、難点、双方を兼ね揃えた路線です。
【information】
搭乗日:2019年2月27日(水)
航空会社:エティハド航空
便名:EY11便
機材:A380-800
クラス:エコノミークラス
区間:アブダビ国際空港→ロンドン・ヒースロー空港(出発:2時25分、到着:6時45分)
所要時間:8時間10分
値段:92740円(成田⇔ロンドン往復運賃/サプライスにて手配)
【UKUS一人旅】(3) エティハド航空 EY871便 成田→アブダビ エコノミークラス搭乗記
ANA便にて大阪から成田に到着。一度東京葛飾に出て麺屋一燈でラーメンを食した後、再び成田へと戻ってきました。これからいよいよ長時間に渡るロンドンまでの空の旅が始まります。
今回利用させて頂いたのはエティハド航空です。エティハド航空はアラブ首長国連邦アブダビ首長国の国営航空会社であり、エミレーツ航空と並ぶ中東の大手航空会社です。イギリス・スカイトラックス社による航空会社の格付けで、実質最高評価の「ザ・ワールド・ファイブ・スター・エアラインズ(The World's 5-Star Airlines)」の認定を受けています。(引用元:Wikipedia)
そんな素晴らしいとお墨付きのエティハド航空にて、アブダビ経由でロンドンまで利用しました。本記事では前編として、成田からアブダビまでの様子をお届けします。
エティハド航空は、成田空港の第1ターミナル北ウイングにてチェックインを行います。
事前にオンラインチェックインされることをお勧めします。チェックイン開始時間と同時に行きましたが、通常レーン(チェックイン、荷物タグを貼りを全てカウンターのスタッフにやってもらう列)は長蛇の列でした。おそらく30分以上は待たされるでしょう。事前にスマホ上でチェックインをすれば赤矢印のbag dropの列に並べばいいだけなので、すぐに手続きを終えることができます。
黒:エコノミークラス通常レーン 赤:bag dropレーン 青:ビジネスクラスレーン
殆どが黒いところに並んでおり、赤と青はほとんど人がいませんでした。
成田→アブダビだけでなく、その先のアブダビ→ロンドンの航空券も成田で発券してもらえました。
エティハド航空では、預け入れ手荷物については以下のように定められています。(画像:エティハド航空公式サイトより)
機内持ち込み手荷物に関しては以下のように定められています。(画像:エティハド航空公式サイトより)
チェックインが済んだところでいよいよ出国です。
Priority Passで大韓航空のビジネスクラスラウンジに入ることができました。
しばらくここで休憩です。
ここのラウンジではジュースやアルコール、お菓子、おにぎりやカップラーメンといった軽食がフリーサービスでした。(Priority Passについては別記事にて後日まとめます)
ゆっくりしてたら搭乗が始まっていました。急いで乗り込みます。
これから12時間お世話になる機材は、B787-9のようです。ドリームライナーと呼ばれる機材で、これが人生で初めてのB787になりました。
機内の様子はこのような感じで、座席の幅は私が座ると拳一個+ちょっとが入るくらいのスペースでした。エコノミーにしては平均より広い気がします。あらかじめ座席には枕とブランケットが置いてありました。
座席は45D。一番後ろの通路側です。客層は殆どが日本人で一部外国の方もいらっしゃったようでした。また、日本人のCAさんがいらっしゃって、常時日本語のアナウンスもされていました。
今回はフライトが12時間の長距離線だったため、一番後ろの通路側を事前に指定しました。横の人を気にせず通路に出られる、トイレに行ける、リクライニングは最大まで倒せる疲れたら少し足を通路に出せる(これは迷惑なので通路に人がいない時に少しだけやる、にとどめたほうがいいです)等、いいことずくめなのでおススメです。
座席設備は以下の通り。
USBポートと世界対応の電源コンセント(ANAのファーストクラスと同じでした)がついています。電源は問題なしですね。
標準的な二つ折り形式のテーブル
大きめのディスプレイに、PSPを思わせるようなコントローラーがついていました。操作性は非常によく、一昔前のスマホくらいのヌルヌル度合いでした。
離陸してすぐに、スナック菓子と飲み物が提供されました。大のアップルジュース好きなので、何があるかも聞かずにアップルジュースを頼みましたが、お酒もあるようです。隣の席の方は赤ワインを頼んでいました。
そして島根県上空に差し掛かったタイミングで、1回目の機内食が提供されました。これがとても美味しく、今まで様々な航空会社を利用しましたが、一番美味しかったと思います。
驚いたのは、スプーンやフォークが金属製で、ちゃんとエティハド航空のロゴが刻まれていました。大体の航空会社はプラスチック製に使い捨ての物なので、評価が高いのも頷けます。
機内コンテンツ用のヘッドホンです。
リアルタイムでNHKの番組をみることができました。しばらく見てました。
そして食後はコーヒーが提供されました。紅茶も選べるようです。
テレビ番組以外にも、映画も見ることができます。本数はかなり充実していますが、日本語対応していません(英語は対応しているのでリスニングの勉強にはなると思います。私は映画は一切見ませんでした)。
今回搭乗した機材では、機内Wi-Fiが使えるようでした。
しかしご覧のようにかなり割高です(実際機内Wi-Fiはどこの航空会社もこんな感じですが、以前デルタ航空(成田⇔シンガポール)を利用した際は800円で1時間だか3時間だか容量無制限で使うことができたので、機内Wi-Fiはデルタ航空に軍配が上がります)
1回目の食事が終わると機内は消灯になり、皆さん方は各々寝るなり映画見るなりしていました。私も2時間ほど寝ました。基本的に起きてる時はAmazonプライムで事前にDLしておいた映画を見て時間を潰していました。
そして離陸後約5時間30分後、消灯中唐突に間食としてポップコーンが提供されました。これも美味しかったです。
離陸後約10時間で機内は点灯、2回目の機内食が提供されました。期待を裏切らず、おいしかったです。
飛行時間12時間10分を経て、ついにアブダビ国際空港に着陸。
最後に、座席指定についてですが、フライトの前日までに指定をする場合有料です。長距離線になればなるほど通路側は埋まりやすく、当日チェックインの時にはもう通路側は全て満席というのはよくある話です。個人的には、フライトが5時間を超えるようなら、たとえ有料でも座席指定はした方がいいと思います。
今回成田→ロンドン通しで座席指定をしました。4400円でした。
(※通常非LCCなら国際線の座席指定は無料ですが、ヨーロッパ路線が絡むものはなぜか有料の場合が多いです。東京からロンドンまで直行便を就航させているブリティッシュ・エアウェイズも有料のようです。)
12時間を超えるフライトは初めてでしたが、通路側の一番後ろという座席位置、美味しい機内食やとてもよい機内サービスということもあって、とても短く感じた12時間10分でした。エティハド航空は非常にお勧めできます。
p.s.今回はたまたまだと思いますが、飛行機がものすごく揺れました。それも2回の機内食の時にピンポイントで揺れました。これは航空会社の問題ではありませんが、飛行機揺れまくり案件だけがネックでした。
【information】
搭乗日:2019年2月26日(火)
航空会社:エティハド航空
便名:EY871便
機材:B787-9
クラス:エコノミークラス
区間:成田国際空港→アブダビ国際空港(出発:17時35分、到着:1時45分)
所要時間:12時間10分
値段:92740円(成田⇔ロンドン往復運賃/サプライスにて手配)
【UKUS一人旅】(2) ANA2176便 大阪→成田 国際線機材ファーストクラス 搭乗記
大阪からロンドンへ向かう日となりました。
今回ANAの国内線の特別なフライトに乗ることができましたのでその時の様子をお届けします。
説明するととても長くなるので、長文読解をしたくない方は写真が出てくるまで下にスクロールして頂ければと思います。
基本的に、国内線と国際線では使われている機材が違います。ANAの場合、国内線は最大(※1)2クラス設定(プレミアムクラス、普通席)、国際線は最大(※2)4クラス設定(ファーストクラス、ビジネスクラス、プレミアムエコノミー、エコノミー)となっていて、座席がそもそも違います。なので、通常国内線でファーストクラスの座席に乗ることはできませんが、ごく一部の路線は国際線機材を国内線として運航しているため、その路線を利用すれば国際線ファーストクラスの座席を利用することができます。その中の一つが今回私が利用した成田⇔大阪(伊丹)線です。
※1)超短距離国内線だとプレミアムクラスの設定なし
※2)国際線でも機材によってはファーストクラス、プレミアムエコノミーの設定がないものもあります。
成田⇔大阪路線のうち、NH2176便、NH2179便は国内線のプレミアムクラスがファーストクラスの座席に、普通席がビジネスクラス、プレミアムエコノミー、エコノミーの座席に割り当てられます。つまり、普通席の予約でもビジネスクラスの座席が指定できることになっていますが、完全に早い者勝ちのため、取るのは非常に困難です。プレミアムクラスを予約した場合は早いか遅いか関係なく、空席さえあればファーストクラスの座席に乗ることができます。通常、国際線ファーストクラスに乗るには片道最低でも100万円以上はするので、その座席に2万円弱で乗れるにはかなりお得感があると思います。
前置きが長くなりましたが、実際にどんなものか見ていきましょう(当然ですが、今回のこの搭乗記はシートのみ国際線ファーストクラスですが、サービスは全て国内線プレミアムクラスのものとなっています)。
大阪空港までは新大阪駅6:10発の空港バス(Suicaで500円)にてきました。所要時間は約20分でとても近いです。
今回搭乗するのは7:50発の成田行きです。ユナイテッド航空とのコードシェア便のようです。
預け入れ手荷物については以下の通りです。(画像:ANA公式サイトより)
今回私は合計の荷物が20kgを超えていたので、結果的にはプレミアムクラスでよかった気がします。
機内に持ち込むことのできる手荷物は以下のように定められています。(画像:ANA公式サイトより)
国内線プレミアムクラス利用者は、優先チェックインカウンターが使えます。(写真撮り忘れました)
荷物に「PRIORITY」付きのタグがつけられました。成田で優先的に荷物が返ってきます。
ANAラウンジに入ることもできます。窓際席は、離陸寸前の飛行機がよく見えるとてもいい席でした。
いよいよ搭乗です。機材は狙っていた通り、B777-300ERでした。北米、ヨーロッパ路線によく使われる国際線機材です。現在唯一ファーストクラスの設定がある機材でもあります。(ANAはA380を2019年5月から就航させますが、この機材にもファーストクラスの設定があります。2019年3月現在では、B777-300ERのみ設定されています)
優先搭乗は、
ANAダイヤモンドメンバー→ANAプラチナメンバー、SFC、スターアライアンスゴールドメンバー、プレミアムクラス利用者→普通席座席後方→普通席座席前方
の順でした。今回私は2グループ目です。
こちらが、ANA国際線ファーストクラスの座席です。流石に広い!
座席は1A、ある意味ファーストです。
ブランケット、スリッパ、機内コンテンツ用のヘッドホンがあらかじめ座席に置いてありました。
搭乗してすぐにCAさんから挨拶され、キャンディを頂きました。
座席にあったスリッパに早速履き替えました。足を完全に伸ばしても向こうまで届きません。
離陸してすぐに朝食が提供されました。
次に、座席設備について見ていきましょう。
座席は国際線ファーストクラスそのもの。多機能すぎます。
座席脇にはジャケットなどの上着をしまうスペースがありました(ハンガー付き)。
シートは背もたれやフットレストの角度等、かなり事細かく設定することができます。
座席右手にメガネケース、左手には機内コンテンツ用イヤホンジャック、読書灯、小さい鏡、世界対応のコンセントがついてました。
読書灯の脇にはリモコン、さらに下のスライドをあげるとUSBポートと明かりの調節(?)のスイッチがありました。
一通り撮影したところで、CAさんが話しかけてきてくださいました。「今日は成田から先どちらか海外へ行かれるのですか?」「今日はこの機材だとご存知だったのですか?」等、色々私の話相手をしてくださり、1時間の短いフライトでしたが、とても密度の高い1時間だったように思います。
そして気がつけば成田空港に着陸していました。あっという間でした。
ちなみにですが、今回は最初からプレミアムクラスを予約していたわけではなく、最初は普通席で航空券を手配していました。しかし搭乗前日、プレミアムクラスに空席があることが判明したため、直前にプラス10000円を支払ってアップグレードしました。
また、今回は1Aという座席で、最前列座席を利用しましたが、エンジン音がとても静かに聞こえました。以前、キャセイパシフィック航空のB777-300ERで一番後ろの座席を利用した時は結構うるさく感じましたが、座席の場所の違いでここまでエンジン音の聞こえ方が違うとは予想外でした。
以上、ANAの国際線機材による国内線プレミアムクラス搭乗記でした。いつかは長距離国際線の正真正銘のファーストクラスに乗ってみたいものですね。
【information】
搭乗日:2019年2月26日(火)
便名:NH2176
機材:B777-300ER
クラス:プレミアムクラス
区間:大阪国際空港(伊丹)→成田国際空港(出発:7時50分、到着:8時50分)
所要時間:1時間00分
値段:計19800円(9800円(スーパーバリュー75K)+10000円(直前アップグレード))